沖縄空手体験記(その4)
その4「いざ沖縄へ」私が沖縄へ出発する日の前日に旅行会社から「台風直撃の恐れがあるため、今回の沖縄空手の達人に学ぶツアーを中止します」という連絡が入りました。
仕事も調整し、久しぶりに取れた連休だったので、相当がっかりしたのですが、飛行機のチケットも取っていたためとりあえず沖縄に行くことにしました。
結果、台風は逸れ、首里城やひめゆりの塔などを沖縄在住の友人と観光することが出来ました。
ところで、沖縄(豊見城市)には空手愛好者には必ず訪れてもらいたい「沖縄空手会館」という施設があります。
これは、沖縄県が沖縄空手は世界に通じる財産であり観光資源だということを提唱し、沖縄空手の歴史を学べるミュージアムや稽古ができる武道場などを併設した施設です。
ミュージアムの中には沖縄空手の達人の紹介コーナーがあるのですが、先ほど名前が出た東恩納寛量、宮城長順、許田重発などと並び、近年の空手の達人紹介コーナーに極真会館創設者の「大山倍達」の名前がありました。
これはとてもすごいことで、沖縄空手関係者が違うグループ(フルコンタクト空手界)の大山総裁の存在を認めているということであり、他のフルコンタクト空手関係者の名前はありませんでした。
また、沖縄空手会館では、瓦割りにチャレンジするコーナーがあり、私が新記録を作ってきました。
なお、最近は試割り用瓦というものがあり、簡単に20~30枚ぐらい割れます。こちらの瓦は再利用可能なプラスチック製でしたが、通常の瓦と同じぐらいの強度と言っていました。
最近は演武会などの機会が少なくなりましたので、試し割りを見たことがない人も多いでしょうが、試し割りは空手の威力を示す良い方法だと思いますので、怪我をしないように部位鍛練などをしてチャレンジしていただきたいと思います。
ちなみに、私が空手着を着ていたため、沖縄空手会館に遊びに来ていた外国人観光客から一緒に写真を撮ってくださいとよく声をかけられました。
イタリア人の小さな女の子が、「I do Karate.」と話しかけて来たのが可愛かったですね。Karate は世界の共通語です。
その5に続く。